ゆりかもめの市場前駅を出ると、デッキがそのまま提灯の灯る木造の町並みへ続いています。東京の中央卸売市場の隣に建つ江戸テーマの食と温浴の複合施設、豊洲 千客万来。東京ディズニーリゾート周辺に泊まる人にとって、都内のたいていの「グルメスポット」にはない2つの利点があります。舞浜から新木場経由で約30分であること、そしてマグロを食べすぎたあとに無料の屋上足湯と24時間営業の温泉が待っていること。チームラボプラネッツから徒歩10分なので、地元ではこの2つをセットで1回の外出として扱います。

こんな人におすすめ

  • 旅行中に一度は、朝5時起きなしで日本の海鮮をきちんと食べたい──寿司、海鮮丼、焼きホタテ、串の玉子焼き。
  • チームラボプラネッツと組み合わせる、徒歩圏の昼食+回復地点がほしい。
  • ホテルの風呂より広くて、いつでも開いていて、電車で行ける温泉がいい。
  • 寿司の列に並ぶ間、子どもは串を1本持たせておけば静か、という家族。
名称について。 食の施設部分は2025年9月1日まで「豊洲場外 江戸前市場」と呼ばれていましたが、以降は施設全体が豊洲 千客万来の名称に統一されました。案内板や古い記事には両方の名前が出てきますが同じ場所です。隣の卸売市場豊洲市場は別施設で、見学エリアは限られています。

何ができる?

海鮮の江戸町並み(2〜3階)

本館は木と白壁で江戸の商家の通りを再現した2〜3階建て。寿司のカウンター、海鮮丼、焼き物の屋台、玉子焼き、だし、和菓子、土産物店が並びます。立ち食いカウンター、小さなテーブル、3階のテラスで食べるスタイル。価格は串や甘味の数百円から都内の寿司カウンター相場まで幅があり、海鮮丼は2,000〜4,000円台が市場エリアの標準です。

営業時間: 物販店10:00〜18:00、飲食店10:00〜22:00(一部20:00まで、2階の一部は9:00から)。年中無休で市場の休市日も営業。無料Wi-Fi(SSID「SENKYAKU_BANRAI」)あり。クレジットカード・スマホ決済・交通系ICは「店舗により異なる」とされているので、屋台用に現金も持っておきましょう。

無料の足湯庭園(8階)

2階の奥から上がった先が足湯庭園。長い足湯と、市場のクレーン越しに東京湾を見渡す屋上庭園、ソフトクリーム係のためのベンチ。無料・入館券不要・9:00〜22:00。 前日に2万歩歩いた足に贈れる、最高の20分です。小さなタオルを持参(または購入)を。イベント日は短縮営業で、花火大会の日(2026年10月24日)は終日休業です。

東京豊洲 万葉倶楽部──24時間温泉(高層棟)

温浴棟は年中無休・24時間営業(浴場の清掃3:00〜5:00)。基本のマル得セット──大人(中学生以上)3,850円+入湯税150円──に浴衣・バスタオル・タオルが含まれ、手ぶらで行けます。子どもは割安(小学生2,000円、3歳〜未就学1,400円、3歳未満無料。2026年料金表より。行く前に公式ページで確認を)。館内には箱根・湯河原から運ぶ湯の内風呂と露天風呂、展望足湯(10階・利用者専用)、リクライニングチェアの休憩フロア、食事処、そしてタトゥーや恥ずかしがりの子どもで大浴場が難しいときの貸切家族風呂(1時間4,500円)。3時以降は深夜料金が加算され、豊洲で寝たい日のために宿泊室もあります。

タトゥーやタオルの規定は公式サイトに。日本の温浴施設の常として、見えるタトゥーは問題になることがあり、家族風呂がその回避策です。

豊洲市場のマグロのせりはこの施設の一部ではありません。 せり見学デッキは無料ですが事前申込の抽選制(毎月オンラインで申込、集合5:30)。一般の2階見学者通路(5:00〜17:00)は休市日──日曜・祝日・多くの水曜──は閉まります。せりが目的なら別途計画し、早起きを覚悟してください。

東京ディズニーリゾート周辺からの行き方

舞浜から:

  1. JR京葉線で新木場──2駅・約6分・IC199円。
  2. 東京メトロ有楽町線で豊洲──2駅・約5分・178円。
  3. ゆりかもめで1駅、市場前──3分・189円。駅の2階デッキが施設に直結(徒歩約4分)。

片道約30分・566円、短い乗換2回で、ほぼ地下か屋根付き。新浦安からは京葉線で1駅(3分)足してください。

ゆりかもめを使わない場合: 豊洲駅から徒歩約20分。天気がよければ気持ちいい道ですが、市場の昼食後にベビーカーでは長いです。

浦安駅(東西線)から: 門前仲町は豊洲に近いものの直通の鉄道はなく、門前仲町からタクシー(約10分)か、東西線→有楽町線(飯田橋経由・遠回り)になります。浦安駅近くのホテルなら、この日はバスで新浦安へ出て京葉線に乗る価値があります。

3路線ともSuica/PASMOで乗れます。ゆりかもめはクレジットカードのタッチ乗車に対応していますが、JR京葉線は非対応──ICカード・支払いガイド参照。

半日プラン(チームラボと)

時刻 内容
10:00 チームラボプラネッツ、午前の日時指定チケットで(2〜3時間・裸足。チームラボの記事参照)
13:00 徒歩約10分(またはゆりかもめ1駅)で千客万来へ。12時台のピークが緩んだころ遅めの昼食
14:30 2階で軽食と土産──玉子焼き、だし、乾物
15:00 8階の無料足湯で20〜30分
15:45 任意:万葉倶楽部で入浴(2時間)。または帰って舞浜ユーラシアで
18:00 舞浜に戻る

チームラボなしなら開店(10:00)に合わせて行くと寿司の列が最短で、午後のパーク入園にも余裕で間に合います。

子連れ・雨の日の注意

  • ベビーカーは持ち込み可(置き場はないので通りの中を押して回ることになります)。各階はエレベーターで接続、多機能トイレは1〜3階、授乳室は温浴棟2階と本館3階。
  • 好き嫌いのある子どもには、玉子焼き・焼きおにぎり・メロンパン・ソフトクリーム・串がそこら中にあります。3階には海鮮バイキングの店もあり、座って選べる食事ができます。
  • 雨: 通りは屋根付き、温浴棟は屋内。屋外は足湯とテラスだけ(足湯は小雨なら使えます)。チームラボとの組み合わせは雨の日にも向きます。
  • 混雑: 週末の正午前後は満員。平日の開店時間は落ち着いています。

組み合わせるなら

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